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成分・原材料

プロテインに含まれる人工甘味料一覧
|スクラロース・アセスルファムKとは

公開

プロテインの原材料表示を見ると「スクラロース」「アセスルファムK」「ステビア」などの甘味料名が並んでいます。これらは何が違うのでしょうか?

「人工甘味料は体に悪い」という漠然とした不安を持つ方も多いですが、甘味料にはそれぞれ異なる特徴と安全性データがあります。この記事ではプロテインに使われる主要な甘味料を一覧にし、中立的な立場でファクトを整理します。

甘味料が気になる方へ

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ホエイ原料
独特の風味
甘味料
風味調整
完成品
飲みやすい

甘味料が風味づけに使われる流れ

プロテインに甘味料が使われる理由

ホエイプロテインの原料であるホエイ(乳清)は、そのままでは独特の乳臭さや粉っぽさがあり、決して飲みやすいものではありません。チョコレートやバニラなどのフレーバーを付けて飲みやすくする際、甘みを加える必要があります。

ここで砂糖を使うと、1食あたり数gの糖質とカロリーが追加されてしまいます。プロテインの目的は「低カロリーで効率よくタンパク質を摂る」ことなので、カロリーゼロで砂糖の数百倍の甘さを持つ甘味料が使われるのです。

「人工甘味料」と「天然由来甘味料」の分類

合成(人工)甘味料

  • ・スクラロース
  • ・アセスルファムK
  • ・アスパルテーム

天然由来甘味料

  • ・ステビア(キク科植物)
  • ・羅漢果エキス(ウリ科植物)

なお「天然由来=安全」「人工=危険」という単純な区分は科学的には正確ではありません。いずれも各国の食品安全機関による安全性評価を経て使用が認められています。

1
砂糖
×
600
スクラロース

砂糖の約600倍の甘さ

スクラロース — 最も普及している甘味料

スクラロース(Sucralose)は、プロテインで最もよく使われている甘味料です。砂糖の約600倍の甘さを持ち、カロリーはゼロ。体内でほとんど代謝されず、摂取後そのまま排出されるのが特徴です。

1999年にFDA(米国食品医薬品局)が認可して以来、世界80カ国以上で使用が認められています。EFSA(欧州食品安全機関)や日本の厚生労働省も安全性を認可しており、ADI(1日摂取許容量)は体重1kgあたり15mgと設定されています。

体重60kgの人のADI計算例

15mg × 60kg = 900mg/日

プロテイン1食に含まれるスクラロースは通常10〜50mg程度。ADIの数%に過ぎません。

スクラロースは砂糖に近いすっきりした甘さが特徴で、後味が比較的少ないため、プロテインのフレーバー設計に使いやすいとされています。ただし「全く後味がない」わけではなく、感じ方には個人差があります。

1
砂糖
×
200
アセスルファムK

砂糖の約200倍の甘さ

アセスルファムK(アセスルファムカリウム)

アセスルファムK(Acesulfame Potassium)は、砂糖の約200倍の甘さを持つ合成甘味料です。単体では甘さの立ち上がりは速いものの、やや金属的な後味があるとされています。

そのため、プロテインではスクラロースとの併用が非常に多く見られます。スクラロースの後味のなさとアセスルファムKの甘さの立ち上がりの速さを組み合わせることで、より砂糖に近い味わいを実現しています。

ADI(1日摂取許容量)は体重1kgあたり15mg。スクラロースと同様に、体内で代謝されずそのまま排出されます。1967年にドイツで発見され、現在では世界90カ国以上で使用が認められています。

原材料表示では「アセスルファムK」「アセスルファムカリウム」のどちらかで記載されます。プロテインの原材料表示で最もよく見る甘味料の組み合わせは「スクラロース、アセスルファムK」です。

ステビオサイド
甘味成分を抽出

キク科植物のステビアから甘味成分を抽出

ステビア — 植物由来の甘味料

ステビア(Stevia)は、南米原産のキク科植物「ステビア・レバウディアナ」の葉から抽出される甘味成分です。砂糖の約200〜300倍の甘さがあり、カロリーはゼロです。

植物由来であるため「天然甘味料」に分類され、ナチュラル志向の製品に多く使用されています。ただし「天然=安全」という単純な図式は科学的には必ずしも正確ではなく、ステビアも他の甘味料と同様に安全性評価を受けたうえで使用が認められています。

味の特徴としては、甘さの後に独特の苦みや草っぽい後味を感じることがあります。この後味を好む人と苦手な人に分かれるため、ステビアのみで甘味をつけた製品は味の好みが分かれやすい傾向があります。

最近では、ステビアの中でも後味が少ない「レバウディオサイドA」という高純度成分を使用する製品が増えています。無添加やナチュラル志向のプロテインについては無添加プロテインガイドで詳しく解説しています。

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その他の甘味料(アスパルテーム・羅漢果)

アスパルテーム

砂糖の約200倍の甘さ。アミノ酸(フェニルアラニンとアスパラギン酸)から合成された甘味料で、甘味料の中では唯一カロリーがあります(約4kcal/g)。ただし使用量がごくわずかなため実質的なカロリーは無視できる程度です。

プロテインでの使用はやや減少傾向にありますが、一部の海外メーカーの製品では使用されています。フェニルケトン尿症(PKU)の方は注意が必要です。

羅漢果(ラカンカ)エキス

中国原産のウリ科植物「羅漢果」の果実から抽出される天然甘味料。砂糖の約150〜300倍の甘さがあり、カロリーゼロです。甘味成分は「モグロシド」と呼ばれます。

プロテインでの使用はまだ少ないですが、海外のナチュラル志向ブランドを中心に採用が増えています。ステビアと組み合わせて使われることも多いです。

サッカリン

砂糖の約350倍の甘さを持つ、最も古い合成甘味料。現在のプロテイン製品ではほとんど使用されていません。過去に発がん性の懸念が報告されましたが、その後の研究でヒトへの発がん性は否定されています。

甘味料の比較一覧表

甘味料名甘さカロリー由来プロテインでの使用頻度
スクラロース砂糖の約600倍0 kcal合成非常に多い
アセスルファムK砂糖の約200倍0 kcal合成多い
ステビア砂糖の約200〜300倍0 kcal植物由来やや多い
アスパルテーム砂糖の約200倍約4 kcal/g合成減少傾向
羅漢果エキス砂糖の約150〜300倍0 kcal植物由来少ない

いずれの甘味料も、各国の食品安全機関(FDA・EFSA・厚生労働省等)がADI(1日摂取許容量)を設定しており、通常の食品使用量では安全性が認められています。プロテイン1〜2食程度の摂取量であれば、ADIを大幅に下回ります。

不使用を選ぶ
or
プレーン味
or
天然由来のみ

甘味料が気になる場合の3つの選択肢

甘味料が気になる人の選択肢

選択肢1: 人工甘味料不使用プロテイン

人工甘味料を一切使用していない製品を選ぶ方法。甘みにはステビアや羅漢果などの天然由来甘味料を使用している製品が多いです。詳しくは人工甘味料不使用プロテインまとめをご覧ください。

選択肢2: プレーン味(無味・ノンフレーバー)

甘味料自体を避けるなら、プレーン味のプロテインを選ぶ方法があります。自分でココアパウダーやフルーツを混ぜて味付けできます。

選択肢3: ステビア・羅漢果のみ使用の製品

合成甘味料は避けたいが、甘みは欲しいという方向け。天然由来の甘味料のみを使用した製品を選びます。

どの選択肢を選んでも、タンパク質含有率や価格への影響は限定的です。甘味料の違いで栄養価が大きく変わることはないため、味の好みや個人の価値観で選んで問題ありません。

まとめ

プロテインの甘味料は、スクラロース・アセスルファムK・ステビアの3種が中心です。いずれも国際機関がADI(1日摂取許容量)を設定しており、通常の使用量では安全性が認められています。気になる方は人工甘味料不使用の製品やプレーン味を選ぶ方法があります。

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