筋トレ向けプロテインの選び方
|バルクアップに必要なタンパク質量と製品比較
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筋トレの効果を引き出すには、トレーニングと同じくらい栄養摂取が重要です。特にタンパク質は筋肉の材料そのもの。しかし「筋トレ向けプロテイン」と検索しても、おすすめ製品が並ぶだけで「なぜそれがいいのか」「自分にはどれだけのタンパク質が必要なのか」がわかりにくいのが現状です。
この記事では、まず筋トレに必要なタンパク質量を計算し、その上でプロテインログのデータベースを使って条件に合う製品を見つける方法を解説します。
60kg
96-132g
70kg
112-154g
80kg
128-176g
体重別・1日の推奨タンパク質量
筋トレに必要なタンパク質量の目安
国際スポーツ栄養学会(ISSN)のポジションスタンドでは、筋力トレーニングを行う方のタンパク質摂取量として体重1kgあたり1.6〜2.2g/日を推奨しています。これは一般成人の推奨量(体重1kgあたり0.8g)の2〜3倍です。
| 体重 | 必要量(下限) | 必要量(上限) | 食事で摂れる目安 | 不足分 |
|---|---|---|---|---|
| 60kg | 96g | 132g | 約60g | 36〜72g |
| 70kg | 112g | 154g | 約65g | 47〜89g |
| 80kg | 128g | 176g | 約70g | 58〜106g |
一般的な食事(朝食・昼食・夕食)で摂取できるタンパク質量は60〜70g程度です。筋トレを行う場合、食事だけでは不足する分をプロテインで補う、というのが基本的な考え方です。プロテイン1杯(25〜30g)にはタンパク質が約20〜25g含まれるため、1日1〜3杯で不足分をカバーできる計算になります。
プロテインの全体像を知りたい方はプロテイン完全ガイドもあわせてご覧ください。
プロテインの主な種類
筋トレ向けプロテインの種類と選び方
ホエイプロテイン(WPC / WPI)— 筋トレの基本
吸収速度が1〜2時間と速く、トレーニング後のタンパク質補給に最も適しているとされます。筋トレ向けプロテインの定番であり、まず最初に検討すべき種類です。WPC(濃縮)はコスパが良く、WPI(分離)は乳糖が少なくお腹に優しいタイプです。詳しくはWPCとWPIの違い比較記事をご覧ください。
カゼインプロテイン — 就寝前の選択肢
吸収に6〜8時間かかるため、就寝前に摂取して睡眠中のタンパク質供給を維持する目的で使われます。日中のメインのプロテインとしてはホエイの方が適していますが、補助的に活用する方もいます。
ソイプロテイン — 植物性の選択肢
大豆由来の植物性プロテインです。ソイプロテインも良質なタンパク質源であり、適切なトレーニングと組み合わせれば筋肉の材料になります。ホエイとの主な違いは吸収速度です。乳製品が体質に合わない方はソイが有力な選択肢です。
結論として、筋トレメインならホエイプロテイン(WPC or WPI)が基本です。ホエイプロテイン一覧でタンパク質含有率順に製品を比較できます。
製品選びの3つの判断基準
筋トレ向けプロテイン選びの3つの基準
基準1: タンパク質含有率 — 1食あたり20g以上が目安
筋トレ後のタンパク質補給として推奨される1回あたりの量は20〜40gとされています。プロテイン1食分(25〜30g)から20g以上のタンパク質が摂れる製品を選びましょう。タンパク質含有率でいうと70%以上が目安です。含有率が60%台の製品は炭水化物や脂質が多い可能性があるため、成分表示を確認してください。
基準2: 1kgあたり価格 — 継続できるコスパか
プロテインは毎日飲むものです。どんなに成分が良くても、価格が高すぎて継続できなければ意味がありません。1kgあたり3,000〜5,000円が標準的な価格帯で、この範囲内であればコスパとしては合格です。安いプロテインランキングも参考にしてください。
基準3: 味・溶けやすさ — 毎日飲むものだから重要
味が合わないプロテインを毎日飲み続けるのは苦痛です。成分やコスパが良くても、美味しく飲めなければ長続きしません。初めてのブランドは小容量(1kgパック等)で味を確認してから大容量に切り替えるのが賢い方法です。
成分表示の読み方
タンパク質含有率は「1食あたりのタンパク質量 / 1食あたりの量 x 100」で計算できます。例えば1食30g中タンパク質24gなら含有率80%です。プロテインログでは各製品の含有率を自動計算して表示しているため、手動計算は不要です。
1位
2位
3位
4位
5位
タンパク質含有率ランキングイメージ
プロテインログのデータで見る筋トレ向け製品比較
プロテインログのデータベースに登録されているホエイプロテインを、タンパク質含有率とコスパの2軸で比較しました。具体的な製品名と数値はプロテインログのホエイプロテイン一覧で「タンパク質量が多い順」「価格が安い順」で並べ替えて確認できます。
タンパク質含有率が高い製品の特徴
含有率が高い(85%以上)製品は多くがWPI(分離ホエイ)タイプです。WPIは精製度が高いぶん価格も上がりますが、タンパク質を効率よく摂取したい筋トレ上級者には適しています。含有率75〜80%のWPCタイプでも十分なタンパク質を摂取でき、コスパとのバランスが良好です。
コスパ(タンパク質1gあたり価格)が良い製品
タンパク質1gあたりの価格で見ると、大容量パック(3kg以上)の製品がランキング上位に入りやすい傾向があります。月間消費量が多い方は大容量パックも検討しましょう。
バランス型のおすすめ
含有率75%以上・1kgあたり3,000〜4,000円台の製品が「バランス型」として最もおすすめしやすいゾーンです。初心者の方はまずこの価格帯の製品から始めて、慣れてきたら高含有率タイプやコスパ特化タイプに移行するのも良いでしょう。
1日のタンパク質摂取タイムライン
筋トレとプロテインのタイミング・飲み方
「ゴールデンタイム」は本当か?
「トレーニング後30分以内にプロテインを飲まないと効果がない」という説は、以前は広く信じられていましたが、近年の研究ではその重要性はやや低下しています。最新の知見では、1回あたりのタイミングよりも、1日の総タンパク質摂取量を確保することの方が重要とされています。
推奨される摂取配分
とはいえ、タンパク質を1日のうちで均等に分散して摂取する方が、1〜2回にまとめるよりも効率的とされています。朝食・昼食・トレーニング後・就寝前の4回に分けてそれぞれ20〜40gずつ摂取するのが理想的なパターンです。
トレーニング後のプロテイン摂取にこだわりすぎる必要はありませんが、トレーニング前後の数時間以内に十分なタンパク質を摂取することは合理的です。
よくある誤解チェックリスト
よくある間違いと注意点
誤解: 「プロテインを飲むだけで筋肉がつく」
プロテインはあくまでタンパク質の補給手段であり、筋肉をつけるには適切なトレーニング(負荷をかける運動)が不可欠です。プロテインだけ飲んでトレーニングをしなければ、筋肉の合成は促進されません。
注意: タンパク質の摂りすぎ
タンパク質は多ければ良いというものではありません。体重1kgあたり2.2gを大幅に超える摂取は、余剰分がエネルギーや脂肪として蓄えられるだけでなく、腎臓への負荷を懸念する研究もあります。持病のある方は医師に相談してください。
原則: プロテインは「サプリメント」
プロテインは食事の代替品ではなく、食事で不足する分を補う「サプリメント(栄養補助食品)」です。バランスの良い食事を基本とし、足りない分をプロテインで補うという順番を忘れないようにしましょう。
まとめ
筋トレ向けプロテインの基本はホエイプロテイン(WPC or WPI)です。必要タンパク質量は体重x1.6〜2.2g/日で、食事で足りない分をプロテインで補います。製品選びはタンパク質含有率・コスパ・味の3軸で判断しましょう。
タイミングよりも1日の総タンパク質量を確保する方が重要です。
- →ホエイプロテインを比較: ホエイプロテイン一覧
- →WPCとWPIの違い: WPC vs WPI比較記事
- →コスパ重視なら: 1kgあたり価格ランキング
- →基礎知識から学ぶ: プロテイン完全ガイド
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