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基礎知識

プロテインとBCAA・EAAの違い
|どれを選べばいい?

公開

ジムやSNSで「BCAAを飲んでる」「EAAがいい」という声を聞いて、「プロテインだけじゃダメなの?」と気になったことはありませんか? 結論から言えば、初心者にはプロテインだけで十分です。

ただし、トレーニングの強度や目的によってはBCAAやEAAを併用するメリットがあります。この記事では3つのサプリの違いを整理し、あなたに合った選び方を解説します。

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プロテイン(20種)
EAA(9種)
BCAA(3種)

アミノ酸の包含関係

プロテイン・BCAA・EAAとは?基本を整理

まず、プロテイン・BCAA・EAAの関係を整理しましょう。これら3つは「対立する選択肢」ではなく、包含関係にあります。プロテインの中にEAAが含まれ、EAAの中にBCAAが含まれる、という入れ子構造です。

プロテイン

タンパク質を構成する20種類すべてのアミノ酸を含む。食事で摂れるタンパク質と同じ構成で、体内でゆっくり消化・吸収される。1回あたりの摂取量は20〜30g。

EAA(必須アミノ酸)

体内で合成できない9種類の必須アミノ酸。バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・ヒスチジン。粉末で吸収が速い。

BCAA(分岐鎖アミノ酸)

EAAのうちバリン・ロイシン・イソロイシンの3種類。筋肉のエネルギー源として使われ、筋分解の抑制に関わる。水に溶かしてトレーニング中に飲むことが多い。

ポイントは、プロテインにはEAAもBCAAもすべて含まれているということ。では、なぜ別途BCAAやEAAを飲む人がいるのか? それは「吸収速度」と「飲むタイミング」に違いがあるからです。プロテインの種類について詳しく知りたい方はプロテイン完全ガイドもご覧ください。

20
プロテイン
9
EAA
3
BCAA

アミノ酸の種類数

3つの違いを比較表でチェック

プロテイン・EAA・BCAAの違いを6つの軸で比較しました。

比較項目プロテインEAABCAA
アミノ酸の種類20種すべて必須9種3種(バリン・ロイシン・イソロイシン)
吸収速度1〜2時間15〜30分15〜30分
カロリー(1回分)約120kcal約15〜30kcal約10〜20kcal
1回あたり価格約50〜150円約80〜200円約50〜150円
主な飲むタイミングトレ後・食間トレ前・中トレ前・中
おすすめの人全員中〜上級者中級者

最も大きな違いは吸収速度です。プロテインは消化に1〜2時間かかりますが、EAAとBCAAは既にアミノ酸の形なので15〜30分で吸収されます。この速さが、トレーニング前〜中のタイミングで重宝される理由です。

EAA/BCAA
トレ前
BCAA
トレ中
プロテイン
トレ後
プロテイン
就寝前

タイミング別の使い分けイメージ

いつ・どれを飲む?タイミング別の使い分け

トレーニング前(30分前): EAA or BCAA

吸収が速いEAAまたはBCAAが適しています。トレーニング開始時に血中アミノ酸濃度を高めておくことで、筋分解を抑制しやすくなります。プロテインだと消化に時間がかかるため、直前の摂取には向きません。

トレーニング中: BCAA

水に溶かして水分補給を兼ねて飲む使い方が一般的です。BCAAは筋肉のエネルギー源として直接使われるため、長時間トレーニングでの疲労軽減が期待できます。EAAでも代用可能ですが、味が独特で飲みにくいことがあります。

トレーニング後(30分以内): プロテイン

トレーニング後はプロテインが最優先です。20種類すべてのアミノ酸を含むプロテインは、筋合成に必要な材料を網羅的に供給します。ゴールデンタイムに合わせて、ホエイプロテインが最適です。

起床時・就寝前: プロテイン

起床時は一晩絶食した体にタンパク質を補給するタイミング。就寝前はカゼインプロテインでゆっくり吸収させる方法もあります。いずれもプロテインが適切で、BCAA/EAAは不要です。

摂取タイミングの詳細はプロテインの摂取タイミング完全ガイドで解説しています。

タイミング別の飲み方を詳しく知る

摂取タイミングの詳細ガイドを読む

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食事
プロテイン
EAA
BCAA

サプリの優先度ピラミッド(上が最優先)

初心者はプロテインだけでOK?優先順位を整理

サプリメントの優先順位は明確です。まず食事でのタンパク質摂取を最適化し、次にプロテインパウダーで不足分を補う。EAAやBCAAはその上で「あれば便利」な追加オプションです。

第1優先: 食事からのタンパク質

肉・魚・卵・大豆製品から1日あたり体重1kgにつき1.6〜2.2gのタンパク質を摂ることが基本。サプリはあくまで食事の補助です。

第2優先: プロテインパウダー

食事だけではタンパク質が不足する場合に補完。20種のアミノ酸を網羅しており、最もコスパが良い選択肢。

第3優先: EAA

トレーニング前〜中の素早いアミノ酸補給に。週4回以上の本格的なトレーニングをする中〜上級者向け。

第4優先: BCAA

EAAを既に飲んでいるならBCAAは不要(EAAに含まれるため)。EAAの代わりにコストを抑えたい場合の選択肢。

筋トレ初心者や週2〜3回のトレーニングなら、プロテインだけで十分な成果が期待できます。BCAAやEAAの購入費用をプロテインの質やトレーニングギアに回す方が効率的です。筋トレ向けのプロテイン選びは筋トレ向けプロテインの選び方を参考にしてください。

朝: プロテイン
トレ前: EAA
トレ後: プロテイン

プロテイン + EAA併用パターン

プロテインとBCAA・EAAを併用する方法

中〜上級者で併用を検討する場合、以下のパターンが一般的です。

パターンA: プロテイン + EAA

最も一般的な併用パターン。EAAは9種の必須アミノ酸すべてをカバーするため、BCAAの上位互換として機能します。

  • ・朝: プロテイン
  • ・トレ前30分: EAA
  • ・トレ後: プロテイン
  • ・月額コスト: +2,000〜3,000円程度

パターンB: プロテイン + BCAA

EAAより安価にトレーニング中のアミノ酸補給を行うパターン。フレーバー付きBCAAは水分補給としても飲みやすい。

  • ・朝: プロテイン
  • ・トレ中: BCAA(水に溶かして)
  • ・トレ後: プロテイン
  • ・月額コスト: +1,500〜2,500円程度

EAAとBCAAの併用は基本不要

EAAにはBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)が含まれています。両方を買うのは予算の無駄になるケースがほとんどです。どちらか一方を選びましょう。

予算に余裕がなければ、まずプロテインだけで始め、トレーニングの頻度・強度が上がってきたタイミングでEAAの追加を検討するのが合理的です。

よくある質問

Q. BCAAは必要ない?プロテインに含まれているのでは?

その通り、プロテインにBCAAは含まれています。ただし、プロテインの消化には1〜2時間かかるため、トレーニング直前〜中に速やかにBCAAを補給したい場合は別途摂取するメリットがあります。逆に、そのタイミングにこだわらなければプロテインだけで十分です。

Q. EAAとBCAAどっちがいい?

筋合成には9種すべての必須アミノ酸が必要なため、理論上はEAAの方が優れています。ただし、食事やプロテインで他の必須アミノ酸を十分に摂っていれば、BCAAでも実用上の差は小さいです。予算に余裕があればEAA、コストを抑えたいならBCAAという選び方で問題ありません。

Q. プロテインバーにもBCAAは含まれる?

はい。プロテインバーはタンパク質(プロテイン)が主成分なので、当然BCAAを含んでいます。ただし吸収速度はバータイプの方が遅く、トレーニング中のBCAA補給として代用するのには適しません。

まとめ

プロテインは20種すべてのアミノ酸、EAAは必須9種、BCAAはそのうち3種を含みます。初心者はプロテインだけで十分であり、BCAAやEAAは中級者以上がトレーニング前〜中の補給として追加するオプションです。EAAとBCAAを両方買う必要はありません。

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